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ART SELECTION 2014 玉 征夫 ・加藤 栄吾展 [2014]



2014年9月5日(金)~9月16日(火)
AM11:00~PM6:00(10日(水)、11日(木)休廊)
●オープニングパーティー:6日(土) PM5:00~
お気軽にお出かけください。

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玉 征夫 Tama Ikuo

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私的絵画―終わりから始まる物語として

今回の作品は、2000年以降の作品の延長線上にある。私は作品の意味を考えるとき、
ゴーガンの有名な作品タイトル、我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこ
へ行くのか、の問いかけを自ずからの問いかけとして、念頭に置くことにしている。
現実に起きていることをベースにしながら、それらを過去の記憶、或は予兆めいた
イメージと重ねながら制作する。これまでも虚空の湖に眠る鳥、神のいない8月のイコン
など、タイトルにその時々の想いを込めた。今回発表する作品も、私たちの社会と深く
かかわる物事に触発されて、挑んだつもりである。意識を共有することは難しい。しかし、
少しでも伝わることを希望としたい。                        





加藤 栄吾 Kato Eigo

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そこに在ることの理由を描きたいのだ。

絵画は、「独り遊び」の延長にある。しかし、「独りよがり」ではいけない。同じ事を何度も
何度も繰り返し、日々の現象の中から、何が、より本質的なのかを見極めようとしている。
現代の美術表現の中で、絵画は、既に古くさい化石のようなものだ。表現の力を考えると
絵画イメージとしての限界は既に終わっている。しかし、どのようなスタイルだとしても、限界
を超えたところ(あるいは限界という意識の外側)にしか、見えてこないモノが在る。それが
大切なのだと思えてきた。

                                   2014.09.06    加藤 栄吾

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